ヘルニア外来
ヘルニア外来
外来診療日・担当医について
火曜日、8:30 ~ 12:00、佐藤 宏彦
概要
当科では2016年1月からヘルニア外来を開設致しました。2014年4月より腹腔鏡手術(TAPP)を導入し、年間100例以上の鼠径ヘルニア手術を行ってきました。鼠径ヘルニア手術には、様々な方法(Tension-free法:リヒテンシュタイン法/メッシュ・プラグ法/ダイレクトクーゲル法、腹腔鏡手術:TAPP/TEPなど)があります。当外来では、個々の状態(年齢・性別・体格・全身疾患の有無・両側ヘルニア・再発ヘルニアなど)に応じた術式を選択し、限りなく再発をゼロにすることをこころがけ、さらに術後のQOLの向上も重視しています。また、鼠径ヘルニア以外のヘルニアに関しても積極的に手術を行っており、下記の疾患、症状でお悩みの方は是非一度受診して下さい。
対象疾患
1.鼠径部ヘルニア(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア)
2.骨盤ヘルニア(閉鎖孔ヘルニア、坐骨ヘルニアなど)
3.臍ヘルニア
4.腹壁ヘルニア(腹壁瘢痕ヘルニア、白線ヘルニアなど)
5.傍スト-マヘルニア
症状
鼠径ヘルニア
足の付け根より少し上の部分に膨隆がみられます。特に重いものを持ったり、立位で膨隆がみられ、仰向けの状態では膨隆が消失することが多いです。長時間の歩行や立位で、違和感や痛みを感じる場合もあります。
骨盤ヘルニア
外見上はっきりとしたものを指摘することは困難であり、医療機関受診時に指摘されることがほとんどです。腸閉塞を起こすことで見つかることもあります。
臍ヘルニア
おへそが膨隆します。鼠径ヘルニアと同様に、立位で膨隆がみられ、仰向けの状態では膨隆が消失することが多いです。大きい人では、鶏卵大程度の大きさになる場合もあります。
腹壁瘢痕ヘルニア
お腹の手術を受けた方で、創部が大きく膨隆します。鼠径ヘルニアと同様に、立位で膨隆がみられ、仰向けの状態では膨隆が消失することが多いです。
傍スト-マヘルニア
人工肛門を造設された方で、人工肛門周囲が大きく膨隆します。