病院長挨拶

病院長挨拶

吉野川医療センターは平成27年5月4日当地に新築移転し、丁度8年が経過しました。
この間地域住民の皆様の健康と福祉を守ることを命題とし、皆様の負託に応える病院を目指してまいりました。

当院は麻植協同病院を前身とし、昭和22年に設立され76年間の歴史を積み重ねてまいりました。
現在では19診療科に常勤医師46名、看護師290名、他合計550名の職員数で運営をしております。
吉野川医療センターとなりましてからは、救急患者数、手術件数、新入院患者数ともに右肩上がりで推移してまいりました。とりわけ救急車受け入れ台数も県内第3位と多くの救急患者様の治療に当たらせていただいております。
また、地域医療支援病院、災害拠点病院、DMAT指定病院、臨床研修指定病院など様々な指定・認定を受けており、特に近く発災が予想されている南海トラフ巨大地震の際には、内陸部にある当院の救援活動をはじめとする役割は県内でも大きな期待を持たれております。災害拠点病院の名に恥じぬよう、日頃から災害訓練をはじめとする救援活動にも職員一同で取り組んでいるところです。

さてコロナ禍の3年間は、コロナ患者受入れ重点医療機関として多くの患者様の入院治療に当たらせていただきました。このため現在も1病棟を継続してコロナ対応として充当しており、総病床数290床から254床へと減じたままの運営となっており、入院制限、救急受入れ制限や手術制限を余儀なくされてまいりました。
近隣の皆様方をはじめ、多くの受療者の皆様方にも大変ご迷惑をお掛けしましたこと、そしてこの緊急事態にご了解、ご理解をしていただいた皆様方に厚く御礼申し上げます。

次に、通常の医療体制についてですが、これまで同様各診療科において質の高い医療を提供できるよう日々努力しているところです。
外科的手術、人工透析、心臓カテーテル検査・手術、内視鏡検査・手術など幅広い症例を治療させていただいております。
今後も県央部の基幹病院として、地域住民の皆様方の命を守り、福祉の増進に努めてまいる所存です。

最後になりますが、職員一同目標に向かって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご支援を宜しくお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。