循環器科のご案内

田舎の病院ですが,可能な限り先進的な治療を行う様心がけています.冠動脈のカテーテル治療は,平成12年から全例に血管内エコー検査を行いながら施行しており,より安全で確実な治療を目指しています.角谷が赴任してから昨年でカテーテル検査は1万例に到達し,カテーテル治療も3300件を越えました.一昨年からはカテーテルアブレーションも行える様になりました。

部長挨拶

人口過疎、医師過疎地域です。カバーエリアが広く、徳島県中西部の中核病院として、急性心筋梗塞、狭心症、急性心不全、不整脈など緊急の治療を要する疾患に対して迅速に対応が出来る体制をとっています。
当院は日本循環器学会指定循環器研修施設、日本超音波医学会研修施設に指定されています。

副院長:角谷 昭佳

外来診療ご案内

曜日
1診 角谷 角谷 山本 角谷 河野
2診 山本 荒瀬 河野 小笠原 瀬野
3診

ペースメーカー外来

(第1~4金曜

14:30~)

・受付時間:初診8:30~11:00、再診8:30~11:30
・急患については上記時間外でも随時対応させていただきます。
・再診は基本的には予約制度(一時間毎)とし,待ち時間を少しでも短くしたいと考えています。予約を希望される方は申し出てください。

スタッフ紹介 医師

角谷 昭佳 副院長

専門分野:カテーテル治療,血管内イメージング
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定専門医
医師臨床研修指導医

河野 和弘 診療部長

日本内科学会認定内科医
日本循環器科学会認定専門医
日本超音波医学会認定超音波専門医
日本超音波医学会認定超音波指導医
医師臨床研修指導医

山本 隆 診療部長

日本内科学会総合専門医
日本循環器学会専門医
医師臨床研修指導医

小笠原 梢 医長

 

松本 和久 医師

 

臨床工学士

堀北 展郎 主任
乾 伸行
大栗 洋一

主な疾患

虚血性心疾患(狭心症,心筋梗塞),心不全,不整脈,高血圧,心臓弁膜症,末梢動脈疾患などが対象です。
検査治療件数は,カテーテル検査年間約800例,冠動脈形成術250例,カテーテルアブレーション約50例などです。

主な疾患

非侵襲的検査として心エコー,3Dエコー,3TMRI,64列CT等。
侵襲的検査として心臓カテーテル検査.特に冠動脈のカテーテル治療は平成12年から全例に血管内エコー(IVUS)をガイドとして治療を行っています.現在はIB-IVUS,VH-IVUS,OCT等の血管内イメージングを駆使して治療を行い,薬剤による冠動脈プラークの組織性状の変化について検討しています.また心房細動に対するカテーテルアブレーションも積極的に行っています。

病診連携について

月1回中部臨床研究会,年2回中部循環器勉強会を病診連携の会として行っています。

研究について

IV-IVUSやOCTなどの血管内イメージングを用いて,冠動脈プラークの組織性状の治療効果について行っています。

病棟案内

循環器科の入院病棟は7階東病棟にあり,重症の心疾患の方が入院する CCU(Cardiac Care Unit)4床を含め約35床です。基本的に4人部屋で,個室は9床です。

生理検査

心臓超音波検査胸壁に超音波プローブをあてて,心臓の動きをブラウン管に映し出す方法で,心臓の機能評価や弁膜症,先天性心疾患の有無を調べるのに有用です。当院では年間約2700例の経胸壁心エコー検査を行っています。また,特殊なエコー検査として,経食道心エコー検査があり,先端に超音波プローブのついた管(スコープ)を飲んで頂き,食道を通して心臓の超音波診断を行います。心臓の奥の方にある左房内の血栓の有無,弁膜症の詳細な評価,心房中隔欠損の有無などに非常に有用です。

経胸壁心エコー検査

経食道心エコー検査

運動負荷試験狭心症が疑われる場合,安静時の心電図だけでは判断することができない場合がよくあり,運動負荷試験を行います。運動負荷試験には2段の階段の上り下りを繰り返すマスター法,ベルトコンベアーの上を歩くトレッドミル法などがあり,運動前後の心電図を比較することにより,心筋虚血の有無を調べます。
ホルター心電図胸部に5つの電極をはり,一日の心電図波形を磁気テープあるいはメモリーに記録する方法です。日常での不整脈や狭心症の精査に有用です。

心臓カテーテル検査

細い管(カテーテル)を手首,肘、足の付け根(鼠径部)の動脈から挿入し,心臓の栄養血管(冠動脈),左心室の造影,心内圧測定を行い,冠動脈の狭窄の有無,心臓の機能を検査します。当院では平成4年に血管撮影装置が導入され,同年6月より心臓カテーテル検査を開始し,平成22年には年間758例の検査を行いました。心臓カテーテル検査は入院が必要で,基本的に検査の前日に入院し, 入院期間は3日間です。

経皮的冠動脈内治療

冠動脈に狭窄,閉塞に対して,心臓カテーテル検査と同様の方法で,カテーテルによる治療を経皮的冠動脈内治療といいます。平成22年には年間270例の経皮的冠動脈内治療を行っています。
造影所見とともに血管内の断面を血管内超音波で観察し,最適と思われる治療を行います。
基本的に治療の翌日には歩行可能であり,入院期間は約4日です。

冠動脈形成術 バルーン(風船)を用いて冠動脈の狭窄や閉塞を拡張します。
ステント留置術 ステント(金属の網の筒)を留置して血管の内張をします。

その他検査機器

・64列CT(東芝製)
・3T MRI(フィリップス社製)
いずれも高性能のCT,MRIを導入しており、外来レベルで冠動脈の検査が可能です。

血管内超音波検査(IVUS)

動脈硬化を起こした血管の中に径1mmのカテーテルを挿入し,血管の大きさや動脈硬化プラークの性状を詳しく評価する事が出来,血管内治療に併用する事により治療成績が向上するとともに危険性も事前に把握する事が出来ます.当院の検討では急性冠症候群の患者様の冠動脈プラークの退縮がその後の心血管イベントの減少につながる成績を出す事が出来ました。

IB-IVUS,VH-IVUS

上記のIVUSの情報からより詳細なプラークの組織性状を把握する事が出来ます.現在は治療後の薬剤による組織性状の変化について検討を行っています。

OCT(Optical Coherence Tomography光断層撮影)

IVUSより解像度が10倍高く,より詳細な評価が出来ます.現在は薬剤溶出性ステント留置後の新生内膜の評価を行っています。その結果からステント留置後どの程度の期間2剤の抗血小板薬内服を継続すべきかが分かってきます。

FFR(冠内圧測定)

冠動脈狭窄の定量的評価を行います。血管造影や血管内エコーを用いても治療すべきか迷う場合があり,FFRを測定する事が有用です.2010年ESC欧州心臓学会/EACTS欧州胸部心臓外科学会ガイドラインで,治療方針決定に重要な役割を担う機能検査として最高の推奨度とエビデンスレベルに位置づけられています。

以上の様な検査を日々組み合わせて行っています.それにより治療の必要性の判断,治療成績の向上や治療における危険性の低下等が見込めます。