0883-26-2222

令和6年度 病院指標

令和6年度 吉野川医療センター 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養２セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2（真皮までの損傷）以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 129 60 107 168 260 509 1091 2399 2006 723
当院は徳島県東部II医療圏に属しており、吉野川市、阿波市、美馬市、美馬郡の一部､石井町、神山町の一部、上板町など人口約10万人に対する中核医療機関です。当院の入院患者様の年齢構成では、地域住民の高齢化に伴って60歳以上が全体の8割以上を占めていて、その割合は年々高くなっています。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）

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整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　長径2cm未満 252 1.04 1.08 0.00％ 69.64
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 230 26.82 25.29 89.13 82.80
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 133 23.11 21.38 84.96 76.63
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 手術なし 68 17.59 19.16 69.12 79.09
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 59 15.34 15.41 45.76 71.80
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 52 21.00 18.76 61.54 71.69
整形外科では、高齢者の大腿骨近位部骨折での入院が最も多くなっています。また、高齢社会の到来とともに、変形性関節症や脊椎変性疾患が増加しています。当院は、急性期病院としては豊富なリハビリテーションスタッフが在籍し、発病後や術後の急性期リハビリに取り組んでいます。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、１/２あり 手術・処置等2なし 240 4.50 4.18 1.25 73.27
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 – １あり 手術・処置等2なし 219 2.98 3.07 0.00 73.64
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 – ２あり 手術・処置等2なし 197 3.04 3.27 0.51 72.07
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 89 5.03 4.47 0.00 69.76
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 81 16.38 17.33 9.88 84.26
循環器内科では、虚血性心疾患に対する心臓カテーテルによる治療、検査での入院が最も多くなっています。また心房細動等の不整脈に対するカテーテルアブレーションも多く行っています。今後増加していく心不全に対しては、近隣の施設と密に医療連携を行い、更に訪問看護も活用して悪化を食い止めるよう努力致します。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 88 4.68 4.54 1.14 71.16
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 58 5.79 7.05 1.72 71.10
060035xx0100xx 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 32 15.59 14.81 9.38 77.47
060335xx97x0xx 胆嚢炎等 その他の手術あり 手術・処置等2なし 29 14.69 18.03 34.48 77.28
060035xx99x6xx 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 – ６あり 28 3.89 4.64 0.00 73.50
外科では、鼠経ヘルニアに対する手術での入院が最も多くなっています。また、胆嚢炎等に対する腹腔鏡下手術、その他の手術での入院や、結腸の悪性腫瘍での入院も多く行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 90 2.01 2.45 0.00 73.67
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 74 4.69 5.16 0.00 62.30
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等2なし 55 7.20 6.81 0.00 77.20
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 36 10.61 13.66 8.33 73.39
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 36 7.39 7.77 2.78 76.72
泌尿器科では、前立腺生検での入院が最も多くなっています。前立腺生検は前立腺癌の確定診断のために必須の検査です。また、尿路結石や膀胱腫瘍、尿路感染症、前立腺肥大症での手術、治療も多く行っています。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 – ４あり 定義副傷病なし 126 20.98 16.89 30.16 77.71
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 24.32 18.68 85.71 74.86
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 13.19 7.99 22.22 69.41
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 – ２あり 定義副傷病なし 20 22.05 16.94 35.00 75.40
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 18.56 9.83 38.89 83.56
脳神経外科では、脳神経外科全般、特に脳卒中疾患を中心に診療を行っています。脳梗塞での入院が最も多く、急性期脳梗塞では4.5時間以内の症例はt-PA治療の検討を行います。その他、脳卒中治療ガイドラインに沿って適切に治療しています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 227 2.18 2.57 0.00 69.47
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 180 9.00 8.88 9.44 79.09
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 32 8.81 8.51 3.12 70.81
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） その他の手術あり 手術・処置等2なし 30 11.53 10.93 10.00 74.97
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 7.82 9.08 7.14 76.39
消化器内科では、大腸のポリーブや腫瘍に対する内視鏡的ポリープ切除での入院が最も多くなっています。また、総胆管結石や胆管炎、虚血性腸炎や胃十二指腸潰瘍、憩室症、イレウス等多岐に渡る各々の疾患に対して最良の医療を提供しています。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上） 手術なし 手術・処置等2なし 147 16.75 16.40 20.41 83.53
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 78 24.68 20.78 32.05 83.24
10007xxxxxx1xx ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等2 – １あり 57 13.32 13.77 3.51 66.96
0400802299×000 肺炎等（市中肺炎かつ15歳以上65歳未満） 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等A-DROP スコア0 37 7.76 8.13 0.00 42.95
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 31 13.71 13.66 12.90 76.81
内科では、高齢化に伴い、肺炎・誤嚥性肺炎の患者さんが多くなっています。肺炎に関しては、平成28年よりCCPマトリックスという肺炎の重症度を考慮した評価手法が導入され、分類が細分化された為集計件数が分散していますが、誤嚥性肺炎も含め入院患者さんの多くを占めています。また、糖尿病については、症状改善や合併症の進展予防に貢献できるように努力しています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 64 2.00 2.02 0.00 57.56
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 41 5.29 4.67 2.44 68.44
030428xxxxx0xx 突発性難聴 手術・処置等2なし 36 8.33 8.21 0.00 63.72
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 23 9.00 8.50 4.35 67.13
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 13 5.46 5.63 0.00 51.23
耳鼻咽喉科では、睡眠時無呼吸症候群に対する終夜睡眠ポリグラフ検査での入院が最も多くなっています。また、めまいや突発性難聴、顔面神経麻痺、扁桃炎に対する入院治療も多く行っています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 31 5.81 5.88 0.00 52.35
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 29 7.34 7.74 0.00 70.17
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 26 8.00 9.40 0.00 34.38
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 25 5.64 5.97 0.00 59.48
120260x001xxxx 分娩の異常（分娩時出血量2000ml未満） 子宮破裂手術等 12 9.08 9.34 0.00 29.25
産婦人科では、子宮筋腫などによる子宮摘出術、骨盤臓器脱（子宮脱など）の手術を多く行っています。また、産科診療では、周産期専門医を含むスタッフで地域の基幹病院として必要十分な管理を行っています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等片眼 132 2.81 2.49 0.76 78.45
眼科では、白内障の手術目的での入院が多くなっています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上） 手術なし 手術・処置等2なし 27 3.81 6.11 0.00 0.00
0400801199x0xx 肺炎等（1歳以上15歳未満） 手術なし 手術・処置等2なし 12 4.58 5.61 0.00 5.67
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 11 3.18 5.55 0.00 4.27
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 10 3.40 6.22 20.00 1.70
小児科では、出生後管理入院が最も多くなっています。また、肺炎や腸炎、気管支炎での入院も多く行っています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準（※） 		版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 – – – – – 54 1 7
大腸癌 – – – 12 – 200 2 9
乳癌 – – – – – – – –
肺癌 – – – – – – – –
肝癌 – – – – – 32 2 6
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
UICC分類とは、国際対がん連合によって定められた、原発巣(癌が最初に発生した場所にある病巣)の大きさと進展度、所属リンパ節への転移状況、遠隔転移の有無の要素によって各癌の進行度を分類するものです。当院は胃癌、大腸癌、肝癌の症例数が多く、手術では腹腔鏡下手術も積極的に行われています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 59 8.00 47.37
中等症 163 15.90 80.89
重症 32 20.53 82.56
超重症 – – –
不明 – – –
肺炎患者さんを、日本呼吸器学会による重症度分類システムを用いて分類したものです。重症度別に見ると、中等症(重症度1、2点)の方が最も多くなっています。治療ガイドラインでは、中等症までは外来治療が可能ですが、平均年齢が80歳以上と高齢者がほとんどであり、入院治療が必要となっています。そして、重症度が上がることと比例して平均年齢も高くなっており、在院日数も長くなっています。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均
在院日数		 平均年齢 転院率
3日以内 186 23.39 78.04 34.83
その他 15 23.47 78.40 2.49
当院は、症状の発症から早期に入院される患者様が多くなっています。転院率が高いのは当院で急性期の治療を行った後、引き続き慢性期の病院でリハビリテーションを行う患者様が多いためです。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）

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整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術（股） 215 1.40 20.28 79.17 75.79
K0461 骨折観血的手術（大腿） 191 5.27 20.78 77.78 83.01
K0462 骨折観血的手術（下腿） 100 2.70 13.93 33.65 68.45
K0811 人工骨頭挿入術（股） 100 5.01 21.20 87.38 80.47
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓切除） 63 1.38 13.03 45.31 72.54
整形外科では人工関節置換術が最も多く行われています。また、骨折観血的手術、人工骨頭挿入術、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓切除）も多く行われています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満） 223 0.16 1.02 0.00 69.69
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 150 2.28 9.01 10.43 77.09
K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの） 55 1.45 5.84 8.93 79.04
K654 内視鏡的消化管止血術 45 2.96 9.98 12.96 74.80
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 34 1.03 7.24 13.89 77.62
消化器内科では大腸ポリープや腫瘍に対する内視鏡的ポリープ粘膜切除術が最も多く行われています。また内視鏡による手術も多く行われています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 93 1.80 4.13 3.16 70.41
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 72 1.06 2.51 0.00 70.44
K7193 結腸切除術（全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術） 39 4.74 16.95 17.07 77.92
K681 胆嚢外瘻造設術 26 0.50 14.19 40.74 77.65
K6335 ヘルニア手術（鼠径ヘルニア） 22 1.91 2.95 4.55 73.36
外科では胆嚢結石等に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く行われています。また、鼠経ヘルニア手術や結腸切除術も多く行われています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5463 経皮的冠動脈形成術（その他のもの） 131 2.05 2.62 1.53 72.71
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの） 79 1.00 3.03 0.00 70.39
K5481 経皮的冠動脈形成術（高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル） 65 1.74 2.71 3.03 74.58
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極の場合） 43 3.21 9.09 11.11 82.37
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの） 34 2.79 4.38 5.88 73.53
循環器内科では虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術が多く行われています。また、心房細動等の不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術も多く行われています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの） 81 1.36 5.11 1.23 76.51
K7811 経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの） 74 0.74 3.28 0.00 62.23
K6121ｲ 末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純なもの） 42 2.31 9.93 4.55 74.76
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 28 0.07 8.25 20.59 73.61
K841-5 経尿道的前立腺核出術 23 1.30 5.13 4.35 77.70
整泌尿器科では膀胱腫瘍に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多く行われています。また、経尿道的尿路結石除去術、末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）、経尿道的尿管ステント留置術、経尿道的前立腺核出術も多く行われています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 1.21 15.29 39.29 83.86
脳神経外科では慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が多く行われています。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 42 1.02 3.76 0.00 52.60
K8982 帝王切開術（選択帝王切開） 25 3.16 6.08 0.00 33.92
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） 24 1.00 3.58 0.00 58.79
K8981 帝王切開術（緊急帝王切開） 17 0.94 6.76 0.00 32.06
K893 吸引娩出術 15 0.60 4.80 0.00 30.53
産婦人科では腹腔鏡下腟式子宮全摘術が最も多く行われています。また、腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術、帝王切開術も多く行われています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの） 130 0.00 1.82 0.77 78.38
眼科では白内障に対する水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）が多く行われています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 – –
異なる 16 0.21
180010 敗血症 同一 28 0.38
異なる 24 0.32
180035 その他の真菌感染症 同一 – –
異なる – –
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.13
異なる – –
DIC(播種性血管内凝固症候群)とは、がんや感染症などが原因で全身に血栓症が生じやすくなり、その結果非常に出血しやすくなる状態です。敗血症とは、感染症が全身に波及して生命を脅かすような臓器障害が生じた状態です。手術・処置等の合併症とは、手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数（分母）		 分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数（分子）		 リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1270 1127 88.74
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。

血液培養２セット実施率

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血液培養オーダー日数（分母） 血液培養オーダーが１日に
２件以上ある日数（分子）		 血液培養２セット実施率
1201 978 81.43
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は 1 セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2 セット以上行うことが推奨されています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数（分母）		 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数（分子）		 広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
422 349 82.70
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌（以下、耐性菌）が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム（Antimicrobial Stewardship Team：AST）を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。

転倒・転落発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数（分母）		 退院患者に発生した転倒・転落件数
（分子）		 転倒・転落発生率
89336 178 1.99
転倒・転落防止への対応として、アセスメントスコア表を用いて全患者の入院時に転倒・転落危険度を評価しています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数（分母）		 退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数（分子）		 転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
89336 101 1.13
転倒・転落アクシデントが発生した場合は、インシデントレポートを作成し再発防止策を検討・実施しています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数（分母）		 分母のうち、手術開始前
１時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数（分子）		 手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1671 301 18.01
手術部位感染（SSI）予防の観点からは、切開30分以内の投与が推奨されています。当院では手術室・抗菌薬適正使用支援チームが適切な術前抗菌薬投与を行っています。

d2（真皮までの損傷）以上の褥瘡発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数（分母）		 褥瘡（d2（真皮までの損傷）以上
の褥瘡）の発生患者数（分子）		 d2（真皮までの損傷）以上の
褥瘡発生率
86759 35 0.04
質の良い医療を提供するためには、褥瘡発生リスクを予測し、早急に適切な褥瘡予防策を実施する必要があります。当院では褥瘡対策委員会が中心となり、褥瘡対策を行っています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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65歳以上の退院患者数
（分母）		 分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数（分子）		 65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
5629 2789 49.55
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。

身体的拘束の実施率

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退院患者の在院日数の総和
（分母）		 分母のうち、身体的拘束日数の総和
（分子）		 身体的拘束の実施率
89336 3182 3.56
当院では身体拘束最小化に取り組んでいます。身体拘束最小化チームが中心となり、全職種全職員で組織的に身体拘束最小化に向けた取り込みを実施しています。