薬剤部
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ご案内
【吉野川医療センター薬剤部理念】
安心安全の薬物療法をサポートし、患者さんから信頼される薬剤師を目指します。
私たち薬剤部は、薬剤師16名、薬剤事務職員4名で、患者さんに科学的根拠に基づいた安全で効果的、かつ費用対効果の優れた薬物療法を提供し、最適な治療効果をもたらすために、最善を尽くすことを心がけます。
また、地域の医療機関・薬局と協力し、シームレスな薬物治療を継続できる環境づくりを目指しています。
主な業務
調剤業務 内服/注射について
処方内容については、検査データに基づいた用法用量や必要性の確認、相互作用、重複等について、また注射剤では配合変化や投与経路についてもチェックを行い、疑義が生じた場合に医師に問合せを行っています。
調剤鑑査システム、ピッキングマシーン等を導入しシステム化をはかり、調剤鑑査の安全性を高め、かつ効率化に努めています。病棟と連携し、対象病棟注射定期薬は専用の注射カートを用いた個人払い出しを実施しています。
無菌製剤
安全で清潔な注射製剤を提供するため、抗悪性腫瘍薬や高カロリー輸液は専用の空調設備を備えたクリーンルームにて手袋、マスク、ガウンを着用した薬剤師が調製を行っています。
調製前には安全性や配合変化を鑑査し、調製可能と判断された注射薬について無菌調製を行います。
また、すべての抗悪性腫瘍薬について、安全キャビネットで閉鎖式接続器具を用いた調製を年間約1200件実施しています。
病棟業務
各病棟に担当薬剤師を配置し、入院患者さんの薬剤使用状況の把握、ベッドサイドでの説明、症状のチェックを行っています。適正な薬物療法の実施支援、持参薬鑑別から処方オーダー支援、効果や副作用のモニタリングを実施しています。
患者さんの薬学的問題について、医師や看護師、その他スタッフと協同し解決するように心がけています。
病棟勉強会を開催する等病棟スタッフ間での薬学的情報の共有を適宜実施しています。
また、定期的に病棟薬剤師担当者間でカンファレンスを開催し各病棟の情報共有を実施することで患者さんによりよい薬物療法を提供できるよう努めています。
医薬品管理業務
当院では薬事委員会で審議された約1600品目の医薬品を採用しています。
全ての薬剤配置部門に対する定期的な品質管理を行い、薬剤払い出し状況の分析、治療ガイドラインの変更を考慮した適正な購入、また不良在庫薬剤の削減に努め、活きた薬剤在庫管理を目指しています。
医薬品情報業務
医薬品適正使用のために、常に新たな情報を病院スタッフに提供しています。医薬品に関する問い合わせや相談の回答、薬物治療に係る資料作成と院内開示を行い、科学的根拠に基づいた情報を提供できるよう適正な情報収集と効果的な周知方法が実施できるよう努めています。
また、医薬品の新規採用の際に評価し、費用対効果の考慮、既存の医薬品との比較を行い、薬事委員会での審議に重要な役割を担っています。
薬剤部内で新規採用薬、とくに注意を要する薬剤の勉強会を定期的に行い、情報共有と知識のアップデートを心がけています。
取り組み
チーム医療
院内感染対策チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、緩和ケアチーム、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、褥瘡対策チーム、心不全チーム、認知症ケアチーム、肺血栓塞栓症予防対策チームの一員として、ラウンド回診やカンファレンスに参加し、癌薬物療法や緩和医療、抗微生物薬物療法等についての提案を積極的に行っています。
また、定期的に糖尿病教室、腎臓病教室を開催し、各病棟では担当薬剤師による講義を実施しています。
多くの職種とコミュニケーションをとり、患者さんに対する最善の治療やケアに繋がるよう日々努めています。
薬薬連携
地域医療の質の向上を目指し、地域の薬剤師と定期的に勉強会を開催しています。
学会発表/研修会
学会発表や学会参加、院内院外問わず研修会を開催、また参加をすることで自己研鑽を積んでいます。
実務実習受け入れ
平成22年度から薬学部6年制長期実務実習(4クール/年)を受け入れています。
将来、医療現場で職能を活かした薬剤師業務を実践できるように、知識、姿勢・コミュニケーション能力を身につけることを目標としています。
取得資格(2023年7月現在)
日本病院薬剤師会認定生涯研修認定薬剤師
日本病院薬剤師会認定実務実習指導薬剤師
日本病院薬剤師会認定感染制御認定薬剤師
日本薬剤師研修センター認定薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本薬剤師研修センター認定小児薬物療法認定薬剤師
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師
日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師
日本災害医学会PhDLS管理世話人
日本災害医学会MCLSインストラクター
日本循環器学会心不全療養指導士
日本糖尿病学会糖尿病療養指導士
日本臨床腫瘍学会外来がん治療認定薬剤師
日本腎臓病協会腎臓病療養指導士
日本アレルギー疾患療養指導士
徳島県地域糖尿病療養指導士
日本健康・栄養システム学会 NST(栄養サポートチーム)研修終了見込み
院外処方箋の一般名処方開始について
平素より院外処方箋を応需いただき有難うございます。
昨今「一般名」での処方箋記載が推奨されております。当院でも2024年10月から一般名処方での運用を開始いたします。
つきましては、患者さまへのご対応、ご説明をお願いいたします。
ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
◆院外処方における変更調剤後の情報提供について
保険薬局にて一般名処方により調剤を行った場合、又、銘柄名処方に係る処方箋について後発医薬品への変更調剤を行ったときの情報提供は「不要」とさせていただきます。
※必ずお薬手帳の発行・記載を行い、患者さまへ医療機関受診時に手帳の持参、スタッフへの提示をしていただくようご指導のほどよろしくお願いいたします。
参考:厚生労働省通知
「処方せんに記載された医薬品の後発医薬品への変更について(平成24年3月5日保医発0305第12号)」
「疑義解釈資料の送付について:その2、問43(平成24年4月20日事務連絡)」
「現下の医療用医薬品の供給状況における変更調剤の取扱い」(令和6年3月15日事務連絡)」
院外処方箋における事前合意プロトコルについて
平素より院外処方箋を応需いただき有難うございます。
薬剤師による問合せは医薬品の適正使用のために極めて重要な業務です。一方で、調剤上の形式的なものも多く、患者さん・処方医師・薬局薬剤師それぞれのご負担となる場合もあるかと存じます。
当院では2010年4月30日付厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえ、プロトコルに基づく薬物治療管理の一環として形式的な問合せを減らし、患者への薬学的ケアの充実と処方医師の業務負担軽減を図る目的で「院外処方における事前合意プロトコル」を運用しております。
詳細は、事前合意プロトコル内容(以下のPDF)をご覧ください。
◆プロトコルの締結に関する注意点
本プロトコルを適正に運用するため、運用開始にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細について当院担当者からの説明をお聞きいただいた上で、合意書を交わすことを必須条件としております。
本取組みへの参画をご希望される応需薬局様は、まず、当院薬剤部(電話0883-22-8686(薬剤部直通))までご連絡ください。
次回説明会開催が決定次第、本ホームページに開催案内を掲載いたします。ご確認ください。
◆プロトコル関連
本内容を本来の目的以外に使用することや、本院の許可なくして複製・転載することはご遠慮ください。
調剤薬局様と連携した入院前持参薬調整について
今般、入院時の患者さんの持参薬はその管理法に個人差が大きく、正確な服薬状況の把握が困難なことによる投薬上のリスク、適正な休薬が行えないリスクにつながるなどの事例が発生しております。
また、2022年診療報酬改定において服薬情報等提供料3が新設され、調剤薬局と病院との連携が期待されております。
そこでかかりつけ薬局様において、入院前に必要な日数分だけ薬袋に分けご準備いただき、中止薬を取り分けていただくことでリスクの軽減を図りたいと考えております。ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
詳細は以下のPDFをご覧ください。
◆入院前持参薬調整について
小児用経口抗菌薬の在庫状況情報提供へのご協力のお願い
昨今の医薬品供給問題に直面し、先生方におかれましても薬剤の調達にご苦労されていることとお察しいたします。とくに小児科領域の経口抗菌薬の不足について、患者さんが処方薬を速やかに服用することが困難な状況が続いております。
感染症に対する抗菌薬の適正使用を可能な限り支援するために、保険薬局様の在庫状況により、患者さんにご来局のご提案をさせていただきたく考えております。
詳細については以下PDFをご確認いただき、当院取り組みにご賛同いただけました場合、ご協力いただけますと幸いでございます。
問合せ窓口
院外処方、プロトコルに関するお問い合わせ
電話:0883-22-8686(薬剤部直通) (受付時間: 平日8:30~16:45)
FAX:0883-26-2312(薬剤部直通)
※受付時間外の問合せ・疑義照会:原則として翌開院日疑義照会
※緊急の場合は病院代表(0883-26-2222)にお問い合わせいただき、院外処方箋の緊急の疑義照会の旨をお伝えください。
その他のご案内
- 吉野川医療センター採用薬一覧(2024年10月11日改定)
- 薬事委員会採用削除変更決定(2024年10月11日改定)
- 約束処方(院内製剤一覧)
- 調剤内規
※薬事委員会承認試採用薬品の処方は、薬事委員会実施翌週水曜から開始いたします。